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It's A Life (1983) [音楽]

唐突だが韓国ポップスに懐かしい薫りを感じるものを知ったので、メモしておきたい。
 
投稿情報からは 최혜영, "그것은 인생" (1983), (2001)(Choi Hey Young, "It's a Life", チョ・ヘヨン「それが人生」)
ディスコグラフィー:http://www.maniadb.com/artist.asp?p=112315
歌詞を自動翻訳すると、赤ん坊の頃から恋と政治に関心を持つ現在まで、移り変わりゆく自身を客観視する歌のよう。(この歌の将来が「ANAK(息子)」(歌詞, Youtube)と裏表をなすものだとしたら切ない)。1983年の作品ということで、いわゆる386世代には有名なのだろうか。この頃の韓国は福岡の田舎の中学生には「演歌」の国だった。まさに1983年というと渥美二郎「釜山港へ帰れ」の年である。
 「ん?夜明けのスキャットか?」と吹雪をイメージさせる短い演奏(私の好きなパターンである)を背景にして始まる。日本の歌で言うと70年代(たとえば「22才の別れ」)〜80年代前半までのニューミュージックのヒット曲という印象。これも最近知ったが「Jへ」の歌手と合わせていくつか聴いてみたいもの。

アナウンサーなのにその雰囲気が醸し出すキャラクターでつい応援してしまう、NHKの田代アナウンサー。4/25から「ひるブラ」というお昼の番組を担当するという。「G.K.O.」よふたたび、か。http://cgi2.nhk.or.jp/navi/details/index.cgi?target=1801 最近「こころのピュアさ」を表示する診断メーカーを貼付けているTwitterが多い。かなりミーハーな行動だが田代アナウンサーの名前でやってみる。「田代杏子の心のピュアさは【99.7%】です。」。どうでしょうか、このリアルな数字。ちなみに「佐野元春」は「100%」でした。(riverwomでは「0%」。褒められてしまいました)。

琴線に触れるメロディ その6、7、8、ならびに追憶の「おはよう日本」 [音楽]

金曜にひとつ山を越して、ホンダラッタホイホイな週末でした。カードがそろってないと思うときは時間をかけてカードを作るのがいいのでしょうね。
 ミーハーな話題を書く。21時からの選挙速報で久しぶりにNHKの小郷アナウンサーを見た。髪が短くなっていた。2008年3月末まで2年間「おはよう日本」の前半のキャスターだった。後半担当の松尾アナ・首藤アナとの交代の場面はこんな感じ(Youtube)だったが、最終回だけはこう(Youtube。BGMあり)だったのがさわやかで印象的だった。森本アナもさわやかだった。
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最近車の中では、余興で演奏予定のサザン「チャコの海岸物語」を繰り返し聞いています。よしだよしこ「崩れおちるものを感じるかい」(「ア・シ・オ・ト」アルバム)、NENA「ファーストアメリカ」アルバム、たむらぱん「ひとりあそび」アルバムもヘビーローテーションです。

「チャコ」の流れでサザンのアルバムもあらためて聴いている。いい曲ばかりですね。特にこの3曲に感動しました。今更感が高い選曲ですが。
・夏をあきらめて(Nude Man)全曲。
・希望の轍(稲村ジェーン)のサビ。
・愛と欲望の日々(Killer Street)Aメロ(3音だけ!)、ならびにBメロのピアノ。
 

しかしながら私は、C/G/AmとAm/G/Fがあれば幸せになれそうです。

よしだよしこ「崩れ落ちるものを感じるかい」、原曲のThe Band。
 
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長すぎる砲身。(T26E4の1/35スケールモデル, タミヤのページ)
http://www.tamiya.com/japan/products/35319super_pershing/cut.gif

新しくないディラン楽曲メモ (NENA, "Cover Me"/ソムリエール, "Not Dark Yet") [音楽]

「クレオパトラの涙かあ 本当は繊細で傷つきやすい人なんですね」
「わかってたさ 
 ……どんなに美しい顔の裏にもある種の悲しみが隠されている
 ……とボブ・ディランも「ノット・ダーク・イェット」で歌ってただろ」
「ホントですかぁ 支配人はただ美人に弱いだけだと思いますけど」

城アラキ原作/松井勝法漫画/堀賢一監修「ソムリエール」, vol.9, p.58 (2009)

「(知ってるわけないじゃないですか)」という言葉を飲み込んでいそうな主人公である。"Not Dark Yet" の「Behind every beautiful thing there’s been some kind of pain」というフレーズのことかな。http://www.bobdylan.com/songs/not-dark-yet (このメモのおかげで10日程前に私がここで書いた記事がこの漫画を読んだ影響なのがバレバレである)。
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NENAが2007年に2枚組カバーアルバムをリリースしている。「Blowin' in the Wind」「It's All Over Now, Baby Blue」も収録されている。聴いてみたいものだ。あの声で歌われる「Helden」(デヴィッド・ボウイ「Heroes」のドイツ語版)、「After the Goldrush」
http://en.wikipedia.org/wiki/Cover_Me_%28Nena_album%29
インタビューと若干のサンプル音源を含む動画:
http://www.videotube.sk/2234_nena-cover-me-special.html

丘を越えてホンダラホダラダホイホイ [音楽]

このブログではこの先一ヶ月にわたり緊急で重要な記事は掲載しませんので、安心して無視、または落ち着いたらまとめてご覧になってください。(追記:ごめんなさい、自分がここで書いた事を思い起こしてみたら、これまでもそうでした。)

藤山一郎のCDを聞きながら車で移動しており、「そういえば "丘を越えて"ってイントロが長かったんだよな」と思った直後に「そうかクレイジーの『ホンダラ行進曲』はこのパロディ作品なんだ」と天啓があった。
 そもそも「ホンダラ行進曲」はシングルレコードとしてはイントロが異様に長い(25秒)。ドラマティックなイントロを持つ「スーダラ節」、長そうな「五万節」でさえ20秒弱、冒頭に別途ファンファーレがある「だまって俺について来い」でも18秒程度、無責任一代男は10秒弱など。10〜15秒の間に最頻値、25秒は平均値+3σを越えるのではないか。(どなたか統計とりませんか?)
 曲調、歌詞ともに「丘を越えて」と「ホンダラ行進曲」のテーマの類似はいうまでもない。(方向性はまったく異なるが)。

なんて思ってインターネット検索して見る。多分最初に出てくるのは大瀧詠一による言及なんだろうなとは思っていたが、1997年のラジオ番組「大瀧詠一の日本ポップス伝」の第三回で、「軍艦行進曲のイントロ」「丘を越えてのイントロ」と比較するかたちで「ホンダラ行進曲のイントロ」に解説を加えている。(他の「ホンダラ行進曲 丘を越えて」のGoogle検索結果

そして、私は1997年当時この番組を多分聞いている。少なくともDATにエアチェックを何回か分は試みた。テープが残っているかどうかは不明だ。このときこの話は聞いたのかもしれない。ただ、当時はピンとこなかったが、今日これが実感を持って「ピンときた」(=啓示)というわけだ。

今回もYoutubeはリンクのみ。頭の中で再生できる方はそちらのボタンを。
丘を越えて」(ここからでもいいかも?)
ホンダラ行進曲
皆さんが大瀧詠一「師匠」という気持ちが分かった気がします。

"新しいボブ・ディランを語る" を知り "新しい佐野元春を語る" を考える(冒頭だけ) [音楽]

鈴木カツさんの Tweetで下の歌を知る。

Laudon Wainwright III, "Talking New Bob Dylan" (1992?)
歌詞: http://www.kovideo.net/talking-new-bob-dylan-lyrics-loudon-wainwright-iii-498236.html
収録アルバム: http://en.wikipedia.org/wiki/History_%28Loudon_Wainwright_III_album%29

なるほど。私が提供できる情報、与えられる考察はありません。

別の応用を考えてみよう。"Talking New Moto Lyon" という替え歌なら書けないだろうか。(ここで "Lyon"のスペルはVisitors時代を踏まえつつ、"Dylan" に近付けた意図的なもの)。明後日の3月13日(佐野元春の誕生日である)に仕上がるといいですね。私は早々に諦めるのでどなたかやりませんか。

それはこんな風に始まるのだろう。(上の歌詞のリンクを参照してください)。

 やあ、佐野さん、あなたに歌を作ったよ
 僕が間違ってなければ今日はあなたの誕生日だろう
 僕の間違いでなければ今日で55才だろう
 いまどうしてるかい、佐野さん 何を語ってるかい

 そう、あれは80年だった
 あなたのレコードを聞いた。あれは新鮮だった
 あなたの歌い方をまともに取り合わなかった人たちもいた
 でも「真実」が訪れて、それが盛大に鳴り響いた

 あなたは〇〇よりイカシテた  (〇〇はお好きな名前を)
 〇〇なんて目じゃなかった

 (以下略)

ちゃんとした対訳をする力がないので訳としてはかなり適当です。このあと「"ビジターズ" はショックだった」、「"Time Out" の気持ちもわかるよ」なんて感じで各々の総評をしていくのも面白いかもしれませんね。だが、私はしないしできない。ラウドンさんとかデイヴィッドさん(そしてウディに捧げたボブ)の真似をしても痛い目にあうだけだし、私のしたいことはレコードを買いコンサートに行くことだけなのだ。

高田渡クラシックス(続かない) [音楽]

50分前のNASAのつぶやきを見て Dust Bowl Refugeeを想起した。
http://twitter.com/#!/NASA
> A huge dust storm ripples across Iraq last week, as seen by
> NASA's Aqua Earth-observing satellite. http://go.usa.gov/4b0

そんなわけで、一時帰宅中でもあるので Youtubeで聴く「高田渡クラシックス」を。できる範囲で。(P-Vineさんがリリースしていてもおかしくなさそうですね。すでに?)
 
 
・Woody Guthrie, Dust Bowl Refugee / 現代的だわね
・Malvina Reynolds, Andorra / 自衛隊に入ろう
(カバー、Thank you for your play and upload! 投稿者さんありがとう!)
・(アメリカ民謡) / ブラブラ節 (原曲が分からない)
・Carter Family, Wabash Cannonball / シラミの旅
・Hank Williams, I Saw the Light / 冷やそうよ
以上「高田渡/五つの赤い風船」アルバム。

・Woody Guthrie, Do Re Mi / 銭がなけりゃ

カーターファミリーの演奏(「しらみの旅」原曲)を聴いた後、ロックなカバーとしてファーストアルバム収録のアレンジを聴くとなんとも楽しい。

余計な解説を書く時間の余裕がないのだ。

Jacob「One Headlight」を見直す [音楽]

Wallflowersのセカンドアルバム「Bringing Down The Horse」。当時買ったんだが5曲目ばかり聴いていましたからねえ。1曲目も聴いていたはずなのだけれども、久しぶりに聴いたら「オゥ(笑)」と思った。
 
「One Headlight」
http://www.lyricsgather.com/lyrics/W/theWALLFLOWERS-lyrics/Bringing%20Down%20The%20Horse/70103-OneHeadlight-lyrics.html
「The Difference」
http://www.lyricsgather.com/lyrics/70107/theWALLFLOWERS/BringingDownTheHorse/70107-The%20Difference.html
なるほど「あはは(笑)」と思うか「オゥ(笑)」と思うかは、自分自身も先行研究をサーベイしていたかどうかなんだなあ。「Difference」の場合は「あはは」だったし「One Headlight」の今回は「オゥ」だったものなあ。(あるいは「インスパイアのオマージュ」であるか?)。
#この項、私的な文章で書いています。

別の話。大きな波と小さな波があるという。しのいでほしいなあ。

毛虫と天使はどこへの行けない、か? [音楽]

もっとも訳もなく泣きたくなるイネス作品、私の場合
The Worm and The Angel by Neil Innes
http://www.neilinnes.org/T.htm#thewormandtheangel

もっとも風呂の中で歌われるディラン作品、私の場合。
You Ain't Going Nowhere by Bob Dylan
http://www.bobdylan.com/songs/you-aint-goin-nowhere

このメロディと演奏は私の無意識を揺さぶるらしい。

リズムを取ろう #3 (多分)「西部のユリ」 [音楽]

アルバム「Dylan」に収録されているディランによる Lily of the Westのカバー。4/4拍子で時々2拍を挿入するのか、2/4拍子で時々1拍を挿入するのか分からないが、いずれにせよ聴いているだけではそういう挿入が気にならないんだ。もしかしてそれを「リズム感が無い」というのかな。
 
Joan Baezのレコード盤では挿入は不要かな。しかし最近のライブ演奏の投稿を見ると混沌としてきているようだ。(追記:と思ったらテンポを落として4/4、ときどき2拍挿入でした。なぜ分からなかったのかな。やっぱりリズム感か)。

"Space Rock Top 40!" OR "Ground Control to Major Tom" [音楽]

以前、宇宙空間で作業中のスタッフに向けたNASAの「Wake up music」を取り上げたNHKのドキュメンタリー番組を見て記事を書いた。ついさっきつぶやかれた野口聡一さんのTwitter「今朝のウェークアップ・ミュージックは懐かしのマンハッタン・トランスファーでした。 RT @NASA Today’s wake up song was “Java Jive” by Manhattan Transfer」を見て思い出した。

投票による「Space Rock 40!」を眺める。
https://songcontest.nasa.gov/voteResult.aspx

ここには現れていないが、日本の歌からであったら何が登場するだろうか。やはり「上を向いて歩こう」か。「上」はどの方向かな。地球中心から放射する方向かな。ただ言えるのは「幸せは雲の上に/幸せは空の上に」。つまり宇宙空間に出て行く人は誰もが幸せなのだ。

あるいは空からの視線ではないが、佐野元春「空よりも高く Home」。「空よりも高く 舞い上がる君を 会いにいくよ」。そんな風に歌っています。http://www.youtube.com/watch?v=xyLnXw_g55k

もとのリストに戻ろう。
1. Blue Sky (by Big Head Todd) 722,662 Votes
2. Star Trek Theme Song (by Alexander Courage) 671,134 Votes
3. Magic Carpet Ride (by Steppenwolf) 377,770 Votes - 15.3%
 


この辺りは比喩だか現実だか混沌としてくるズパリなBGMなんでしょうね。
・Here Comes the Sun (by The Beatles) 6,674 Votes
・Rocket Man (by Elton John) 4,344 Votes
・Fly Me to the Moon (by Frank Sinatra) 3,519 Votes
・Good Day Sunshine (by The Beatles) 1,590 Votes

これも宇宙で聞くと感慨深そうである。
・What a Wonderful World (by Louis Armstrong) 8,912 Votes
・Imagine (by John Lennon) 4,915 Votes

この辺りはちょっと胸キュンである。
・Homeward Bound (by Simon & Garfunkel) 2,621 Votes
・Should I Stay or Should I Go? (by The Clash) 1,504 Votes

これは目覚めがよさそうだ!
・I Got You (I Feel Good) (by James Brown) 1,229 Votes

バーズの「Mr. Spaceman」に、映像込みで下右の「霧の8マイル Eight Miles High」は圏外か。そういえばどういう歌詞だったっけ。ビートルズ「I've Just Seen a Face(夢の人)」の「Falling, Yes I'm falling」なんても縁起が悪いかな。
 

ここまでこれを読んでいる人はきっと英米ロック/ポップスが好きなのだろう。あなたはきっとこう思っただろう。「David Bowieの『Space Oddity』ってやっぱ禁忌かな」。そして Top 40のページを「david」で検索しなかっただろうか。(追記:む。「トム少佐」は自分の判断で通信を遮断したのか?「妻に愛してると伝えてくれ」の後の「she knows」は地上管制官からの応答だったのか?オゥ。分からない。ちなみに縁起が悪いので「Major Tom/トム少佐」は宇宙に出るときは「Light Colonel Tom/トム中佐」に昇進させるらしい、なんていう都市伝説は存在するだろうか?)
 
(追記:右の字幕中最後の "world" は "moon"かな。地上管制官からの「聴こえるかトム少佐」の繰り返しではコックニー訛(マイジャー)っぽくなっているのが面白い)。
続編「Ashes to Ashes」はどうか?

(追追記)
1996/6/24, Tom Hendricks飛行士がいるときに選曲されている。
http://history.nasa.gov/wakeup%20calls.pdf
やっぱり70s~80sのロック音楽が多いようだが、飛行士・管制官の世代にもよるのかねえ。

The Kinks「Big Sky」もいいな。
 Big Sky too big to cry
 Big Sky too high to see
 People like you and me

雑記集(夜のブランコ、リデル、B. フェリー、季節/Facebook、イミテーション、ラジオスターの悲劇、リヴァプールと歌の中のディラン(Βασίλης Καζούλλης)、「水を黒くしよう」) [音楽]

谷山浩子「夜のブランコ」。中学生の頃に「水の中のライオン」アルバムで聞いたのだろう。儚いメロディだがときに気になる歌ではなかった。リメイクが収録されている「銀の時間」アルバムも買ったが聴き流していたようだ。
 
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND76031/index.html
10数年だか時が経ち改めて歌詞をみて驚いた。これだけキーワードてんこ盛りでも「道に外れた物語」とは思わなかったし、「天城越え」「海の時間」に繋がる詞表現も「なんとなく切ないもの」ぐらいに思っていたんですねえ。ああ。
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND352/index.html
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND30595/index.html
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さねよしいさ子「リデルの散歩」はアリス・リデルからインスパイアされた「リデル」だった?
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Bryan Ferry, "A Hard Rain's A-Gonna Fall" (PV). ユーモラス!
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「facebook」。

沢田聖子, "季節(シーズン)" (作詞:三浦徳子)。http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND5710/index.html 「世界中に恋人だと 言いたい気持ち伝わるでしょうか」。(ちなみにFacebookでは公開範囲を「友達まで」「友達の友達まで」などと選択できます。そのそも必須項目では無い)。
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イミテーション「恋の片道切符」(作詞:佐野元春)、Youtubeへの投稿を見る。
http://www.youtube.com/watch?v=_X-zfNm51Zk
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テレビハングル講座で観たのだろうか。多分5年以上、もしかしたら10年近い前かもしれない。韓国のバンド、Novasonicの「Slam」。「ラジオスターの悲劇」の引用を楽しんだ(下左)。インド映画での大胆な引用。「アワ、アワ」はそれ以外の何物でもない。しかし、あのサビを使っていない!カタルシスがオアズケのまま、やり場のない欲求不満がつのる!(下右)。
 
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2007年ギリシャのCDショップで、サイモンとガーファンクル「The Boxer」のカバーが含まれているCDを曲目買いする。ギリシャ語タイトルは「ΠΥΓΜΑΧΟΣ」(=Boxer)、アーティストは、Βασίλης Καζούλλης (ラテン文字表記では Vassilis Kazoullis)。オフィシャルサイトを見たところそのアルバムはコンピレーションだったようだ。「Τα Αγαπημένα μου Τραγούδια」(2002)

2009年にリリースしたアルバム「Απ' το Λίβερπουλ στη Σαντορίνη」のジャケットではアビーロードを渡っている!というのもタイトルを英語にすると「From Liverpool to Santorini」。
 「Απ' το Λίβερπουλ / Apo to Liverpool / From Liverpool」の投稿。 歌詞が分からないのは切ないな。
 ホームページ http://www.kazoulis.gr/ でフルコーラスでライブ演奏が流れる歌、試聴コーナーを聴いてみたところ、「Η Φανη / Fani」らしい。その2分35秒くらいのところで「Dylan」と聴こえる。歌詞サイトを見る。該当箇所は、

Στο σπίτι ο δρόμος σκοτεινός
παραπατάω στα σκαλιά
μες στο δωμάτιο μοναχός
κι ο Ντίλαν να μου τραγουδά

のようだ。見覚えがある単語があるが、Google翻訳してみよう。

At home, the dark road
stumbling on the stairs
Inside the room monk
And Dylan sings to me

歌うということはあのディランでいいのかな。Youtubeではビデオクリップが投稿されている。該当箇所はここか
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「Let's Make The Water Turn Black」、ベスト盤「Strictly Commercial」を聴いたときに「なんだこれは?変だ!」と思ったのだが、それがオリジナル版で、私が愛聴してきたものは80年代にオーバーダビングとスピード変更処理が加えられた新バージョンだったと知る。ああ、もう世界が信じられない。(狭い世界ですね。私が音楽の話を友達とはしないのです)。(左下は数少ない80年代版の投稿。「Let's Make ..」は2:03から)。
 
"Concentration Moon"の違いも困ったな。オゥ。ある投稿でのコメント欄。"I've always thought the speed up version was the original. hmm." オゥ。私もです。いっそ下左のカバーの方が親しみが湧く。Toy Dollsの下左の曲のようにスピードに意味があるときもあるわけだ。
 
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何もかも黒くなったので、最後に水をまたきれいにしておきましょう。いいなあ CCR。

『お風呂に入りなさい』(「Bath timin' blue」 マキタスポーツ) [音楽]

それは車の後部座席と同じ。失って気づく取り戻せない言葉。

このコンプリートバージョン、マキタスポーツ, "Bath timin' blue〜世界中のお風呂嫌いの子供達へ〜" (2:26)は「オトネタ」アルバム(2010.04)で聴ける。iTunes storeから購入も可能。
 発売から1年近く経っているから聴く人はすでに聴いているだろうと判断して、聴く予定のない人の関心喚起の為に内容に関与する記述を続けます。ネタバレといわれるもの。「New Age」にのせたサビ(コンプリートバージョンではさらに)、「グンゼのパンツ」への言及など田辺マモル「ニューパンツ」を想起させる箇所もある。ワイルドサイドを歩くような伴奏の上に「でもまだ四時半だぜ」「友達のひとり」「今までの君は間違いじゃない」「チルドレン」などのキーワードがパッチワークのように現れるうちに「ニューエイジ」へ。
 金谷ヒデユキ「宣伝会議〜CMソングス(佐野元春)」なども集めて、お笑い〜ユーモア系の「作品」を集めた佐野元春トリビュート盤が出ないだろうか。でもこのペースでは30年くらいかかりそうだ。

私は聴いていないのだけれど、2010年8月にリリースされたマキタ学級、「電動式マキタ」アルバムには「昭和男のヒートウェイヴ」というトラックが収録されている。あのヒートウェイヴでしょうか。それともあのヒートウェイヴでしょうか。前者だったら聴いてみたいもの。(追記)後者でした。http://blog.kanemouke.jp/?eid=1413236 (マキタ学級日誌)

「ゼッタイしたい」 Like 「Like A Rolling Stone」 [音楽]

「To Know Him Is To LOVE Him」をもじって「To Know Him Is To LAUGH AT Him」にすると、お笑い芸人に対する賞賛のフレーズにならないだろうか? "at" が入るのでテンポが乱れるな。"at" 驚く為五郎。

本題。ウェブ検索しても、それへの言及が見つからないのは寂しい(きっと自明なのだろう)のでここに書いておきたい。

「Like A Rolling Stone」が好きな人は、是非とも田辺マモル「ゼッタイしたい」を聴いて楽しくなろう。単なる一リスナーとしてもボケようがないくらい、それを意識している作品だ。「俺たち!ウィークエンダーズ」というミニアルバムに収録されている。
http://www.ne.jp/asahi/m/tanabe/weekenders/zettaisitai.html
 もしも入手できなかったら。残念だ。その場合はディランの「Rolling Stone」をかけながら下のように対応づけて歌いうといいだろう。大体合っている。

  Once upon a time you dressed so fine ...
   → 好きだと言い出す〜
  You used to laugh about ...
   → 君は怒るだろうか〜
  Now you don't talk so loud ...
   → 君の名前を呼び捨てに〜
  How does it feel ...
   → ゼッタイしたい〜

いつか本当の「ゼッタイしたい」を聴いた時、きっと楽しい気分になることだろう。上で想像していたものとの差異が、また楽しめる要因となることだろう。
 ちなみにミニアルバム3曲目「恋はどんなふうに消えて行くのか」は「ん?ストーンズの「アンジー」か?」というところ。(このミニアルバムはそういう意図的なロックアルバムだということだと思います)。

An 「eZ」 lover [音楽]

20年程前にテレビ放送されていた、エピックソニーの音楽番組「eZ」(wikipedia)で放送/制作/編集されたビデオ作品(Wikipediaでの記述からするとテレビ局の作品というよりレコード会社のオフィシャルな映像作品といえそうですね)、あれには好きなものがありましたよ。そのひとつ、Bad Messiah「CLOVER」のビデオ投稿がある。どうやら私はその後半は録画していなかったようだ。番組を録画しながら見ていたが、知らないバンドだったので途中で他のテレビチャンネルを録画したのだ。そして後になってそれを残念に思った。後にCD盤も入手したが音の編集も含めてこのビデオの方が作品として印象的すぎた。投稿コメントの様子からすると、同士は多かったのだろうな。


他に印象的なものではエレファント・カシマシ「珍奇男」(Youtube)の演奏の様子もとてもよかったけれども、「もしブルーハーツがビートルズだとしたらエレファントカシマシはストーンズだ。そして私はストーンズが好きだった」というキャプションには首肯しがたかった。そもそも「I」は誰だったのか。まさかメンバー? いずれにせよ番組を楽しむ姿勢においてクールな気分が生まれ、結果、安心してこの番組を楽しめた。もし「もしブルーハーツがディランだとしたらエレファントカシマシはフィル・オクス」であったなら同化してしまっていたかもしれない(当時の話である)。前に同じようなことを書いたかな。

佐野元春のCMサイズの一人無言劇、「(What's so funny about) peace, love and understanding ? / Stop the War」。あれもよかった。
(それの代わりに出典を)。

今の音楽番組も、今の少年たちが作品を楽しんでいるのだろう?

フィル [音楽]

フィル・オクスの旋律はどれも切ない。
 
「Another Age」(左)。「左右の音量バランスをいじることでエレクトリックとアコースティックの塩梅をいじることができる」という記事をいつか書いた。レコードに合わせて歌うときはコーラス(サビ)でどちらのパートを歌うか選択を迫られる。
「Chords of Fame」(右)。もしあなたのお気に入りのお店の名前が「~堂」であったら、「♪God help the troubadour who tries to be a star」のところを変えて口ずさむのもいいだろう。例えば「God help 文明堂~」。
 
フランソワーズ・アルディも「Où va la chance (There But For Fortune)」を歌うんですね。ジョーン・バエズ、海を越えてマリアンヌ・フェイスフル(左)、アルディ(右)。1960年代の米西欧でこの歌はとてもポピュラーだったのだ。

カーティス・メイフィールドに紹介されて登場し、「Power and Glory」を歌うフィル・ウークス。

投稿者の記述によると、ディランも参加したチリ・ベネフィット・コンサート(1974/5/9)の20日前の演奏になるようですね。http://musictravellerstwo.blogspot.com/2009/09/friends-of-chile-benefit-1974-05-09-new.html


二つ前の記事に追記。「加納さん」の歌にも「風に吹かれて」という歌詞が現れていた(森雪之丞)。
 
リリース当時も聴くことが無かったのに20年経って聴く機会があるとは!作曲は宮川泰氏でありました。

とこにゃん、元春、アレティ・ケティメ [音楽]

このブログへのアクセスの一部は検索エンジンの検索結果を利用した訪問で、それ以外の殆どは「リンクなし」つまり「ブックマーク」からダイレクトのものですが(やあみんな、元気かい?)、前者の検索語のセットにはしばしば首肯させられる。その組み合わせの妙が味わえることもしばしば。「思う事は皆同じだなあ」と思う事もしばしば。JAFメイト効果「とこにゃん」においても「思う事は皆同じ」と感じることしばしば。ただ、さすがに「とこにゃんはどこにゃん」という駄洒落での訪問はまだない。

ふと「とこにゃん」を検索クエリにしてGoogle画像検索をしてみた(幸い現在は無関係の恐ろしい画像はなどは現れない)。かなりインパンクとのある検索結果画面となる。

アカデミアけいはんな店で佐野元春のイラストが表紙の「ミュージックマガジン」他を手に取る。アルバムごとに曲目と解説がつけられた佐野元春オリジナル・アルバム・ガイド。「レコードコレクターズ」的なコンテンツですね。「The Sun」のベストテイク(ソング?トラック?)が「希望」という評者の意見に賛同します。インタビューのラスト、ビートルズでの『She loves you』の話を佐野元春に持って行くとどうなるかという話ですが、『つまらない大人にはなりたくない』をさらっと流して『ハロー・シティ・ライツ』を持ってくるのがいいですね。

同誌 p. 195で紹介されているアレティ・ケティメという、ギリシャのトラッドを背景とする歌手のセカンドアルバム、面白そうなので音源を調べてみた。そのタイトル曲がこちらのよう。いくつか聞いてみたが彼女の作品の中では相対的に現代風かしら。
Αρετή Κετιμέ, "ΚΑΛΗ ΣΟΥ ΤΥΧΗ" (Areti Ketime, "Kali Sou Tyhi")
http://xilouris.gr/catalog/product_info.php?products_id=7587&language=gr
http://xilouris.gr/catalog/product_info.php?products_id=7587&language=en

曲タイトルをYahoo! Babel Fishで英訳した。「Your Good Chance」とのこと。
 しかし。いやはやなんというインターネット!

Prortest Song 〜 Get Back (reprise) [音楽]

ビートルズ映画「Let It Be」のまさに最終部分「THE END」が現れる箇所で流れる「Get Back」がありますね。(Youtube該当部
 これは "laughing version" とも呼ばれるもので、延々と続くポールの「ハ、ハ、ハ、ハ〜 ハ、ハ〜」が軽快かつ少し不気味で少々中毒性があるように思います。私は時々妙に聴きたくなりますが手元に音源がありません。いくつかの模造「Get Back」アルバムにも「Get Back (reprise)」としてより長く収められているようです。映画版のそれでは物足りなくなるくらい。そして今やそれもまた投稿がありますね。なんともかんとも。


前項のTシャツのメッセージ、「I've suffered for my music, now it's your turn.」の出典である「Protest Song」を引用しようとしていたらラトルズ経由で上の投稿が目に入ったのでした。次がそもそものニール・イネス「Protest Song」。ハーモニカ部分の音量に要注意。最後のハーモニカはユーモラスながらとてもいい音だと思います。他にも、最終部でオクターブ上げを諦めるあたりで胸がきゅんとなります。

レコード屋に行く (通販 ## ニール・イネス, Works in Progress/Innes Own World Best Bits Part 1 & 2) [音楽]

2011年 1月12日(水), innesbookofrecords.comより届く。局に5日に届いたよう。
http://www.innesbookofrecords.com/iborshop/
前回東京公演の記事を書いた日に申し込んだもの。
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ニール・イネスの近作CDが3種、Tシャツが1枚、自筆サインつきのカードが2枚!

いや、それだけではないぞ。差し出しラベルにも "Neil Innes"!
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夕焼小焼で「Come on give it to me I'll Keep it with Mine」 [音楽]

映画「No Direction Home」は「Lay Down Your Weary Tune」で幕を閉じた。いい歌だ。だが聴き手に問いかける選曲ですね。

この曲がレコードに収録されたのは1985年、ボブ・ディランの5枚組アルバム「バイオグラフ」だったそう。これがリリースされた時には私は物ごころはついていたが手が届かなかったし伸ばそうともしなかった。10年たって漸く3枚組CDを手にした。(オゥ。最初の日本盤発売は1986年になってかららしい。ちなみに現行盤CDはいくつかの曲が別テイク、ミキシングに換わっているらしいですね)。

ディスク1をCDプレイヤーに載せて再生した。5曲目で最初に出てくる未発表曲「アイル・キープ・イット・ウィズ・マイン」。オゥ。ボブ・ディランが「夕焼け小焼」をハーモニカで吹いているよ!
 今も新たなリスナーが同じ歓声をどこかで上げているのだろう。

通販サイトで「I'll Keep it with Mine」の試聴ができますね。
Bob Dylan, "Biograph" (amazon, hmv)

USAGIブルース [音楽]

中村光「聖☆おにいさん」第6巻を購入する。三度吹き出す。

卯年なので("中村"で思い出したわけではない)ウサギの歌を歌おう。日本の歌は頭の中に入っているものを再生させればことがすむので、外国の歌にしよう。「ホワイトラビット」もいいけれども、ここではプレスリーの歌う "ウサギのブルース"。もとい、「(U.S.A.) G.I. ブルース」。(「Cat Shit One」も参照)。それから、"ウサギ" も捉まえられないお前は仲間じゃないと歌う「ハウンド・ドッグ」。
 

イギリス映画に出てきた凶暴なウサギ。近年は自殺ウサギという恐ろしい本もあるようで。桑原桑原。


無意識のうちに温泉が恋しくなりますね。「泉質は…」。

レコード屋に行く ## (奈良・奈良 ##) [音楽]

移動の友にCDを用意する。

1. ちあきなおみ大全集 (2CD)
 「ルージュ」「氷の世界」は初めて聴いた。(これら曲はアルバム「ルージュ」に入っているよう。そこには「流浪の詩」「あばよ」などの中島みゆき作品が収録されている。試聴してみたが予想通りのはまり具合にうなる。「断絶」もいいですね)。「氷の世界」は「リンゴ売り」のところでの息の抜き加減がひとそれぞれで面白い。
 
 荻野目洋子のカバー(Youtube)もあるんですね。なんだかスーパースティシャスな氷の世界だなと思ってみたがオリジナルのアレンジがそうなのだね。

2. たむらぱん, ナクナイ (CD+DVD)
 http://tamurapan.com/discography.html
 たまたま店頭で知ったが15日にリリースされた新作らしい。初回版はライブDVDが付属という。前作ではビデオクリップ集が初回版付属だった。インターネットでビデオファイルが配信される現代はこのくらいオマケがあって初めて「オマケがスゴい」となるのだろうか。LPの歌詞カードに初見の写真があるだけで満足していた時代よさようなら。
 
今作中の「バンブー」、付属DVD抜粋のオフィシャル投稿らし。
 
旧作のビデオで見られたようなビジュアル面における座敷童性が希薄になってきたように思えます。

「ダウン タウン ボーイ」にだんだんを [音楽]

田辺マモルと仲間たちのリハーサル映像をご本人が投稿されています。曲は佐野元春「ダウン タウン ボーイ」!

中央に立っていて「Maybe Baby〜」「クレイジーエンジン〜」の箇所を歌うのが田辺さんです。念のため。

ご本人のtwitter発言を受けてこのブログでも既に触ましたが、田辺マモル「ライフサイクル」アルバムを買い、「ニューパンツ」をPCM(非圧縮 .wav)ファイルとしてPCに保存し、Wavesurferやspwaveをインストールしてそのファイルを読み込み、最後の数秒をマウスで選択し編集タブの「Reverse」をクリックし、再生ボタンを押すと、田辺氏の佐野元春に対する敬愛を強さを知る事ができるでしょう。二人のファンなら幸せな気分になることでしょう。(アンプとスピーカをつないで電源も入れましょう)。

佐野元春ライブ演奏も聴こう!景気よくいこう!「Fruits ツアー」「Visitors ツアー」
 

Sgt. Pepper's International Hobo King Band [音楽]

やなせななさんの「歌う。尼さん」という本が平積みになっていて、パブロフの犬のように頭の中に「ドミニク、ニク、ニク」が再生される。シンガーソングライターの女性僧侶というと、そんな人を紹介するテレビドキュメンタリーを10年以上前にも見た記憶がある。「みほとけは」という歌を歌っていた。今なお印象に残っている。

とりあえず手元のツぼいのりお「本願寺ブルース」と佐野元春「ブッダ」を聴くことにする。

話は変わるがかつて佐野元春とボブ・ディランの作品を「Sweet 16」-「Highway 61 Revisited」(16と61である)、「The Circle」-「Blonde on Blonde」(ジャケットである)の対比で考察したことがある。(このブログでではありません)。

「ブッダ」を聴く為に佐野元春「Grass」アルバムをかけた。「ブッダ」に続いて「International Hobo King」。オゥ。これは「Sgt. Pepper's」!? 「フルーツ」アルバムは佐野元春の「Sgt. Pepper's」アルバムだったのか?"Sgt. Pepper's" "International Hobo King"でGoogle検索すると現在4件(オゥ。あの)。佐野元春の解説本はあまり持っていないので、当時の「フルーツ」本ではどう解釈されているか興味が出てきた。

ちなみに「そこにいてくれてありがとう」(「さよなら こんにちは」)はサージェントペパースの服装のビデオクリップもある「Hello Goodbye」ということにしておこう。途中で「Hoooo!」とも歌ってるしね。
 
 

Link track #1 [音楽]

「Giant Steps」のテーマが聴こえてくると、石川さゆり「鴎という名の酒場」のタイトルフレーズ(Youtube)を少し変形させて歌うくせがある。

--- "Link track" ---

「鴎という名の酒場」といえば楠美津香の「逆様道頓堀劇場」(「逆様」ですので念の為)での印象が強烈だがそれはさておき、この歌と「越冬つばめ」は十代のポップスファンの私にもストレートに受け止められた。歌詞はともあれ。

この歌も多くの歌手が歌うが、石川さゆりによる歌もクールというのか透明感というのか、そのようなものがある。ポップスファンの(略)。

「言葉にできない」のカバーもいい歌が多いですね。たとえば、坂本冬美「言葉にできない」

「硝子坂」の最初のアレンジはこのようなものだったのか。
 


斉藤由貴による「木綿のハンカチーフ」もあるのだね。
 

3つ目の「硝子坂」、右の「木綿のハンカチーフ」を唄っている神園さやかという若い歌手の「木綿の」の歌声は、かすかだが若き日の沢田聖子の歌声を思わせないだろうか。

1980年代の沢田聖子の歌声はすばらしかった。当時もっともっといろんな歌を録音してあったならば。彼女版の「Get Back Journal」なんて11枚組がリリースされていたら手に入れたことだろう。
 もう10年くらい前に発表されたCDだと思うが、平家みちよという歌手も穏やかな歌い方をするときに少し似ていた。「卒業~トップ・オブ・ザ・ワールド」がそう。曲想もそれっぽいしね。
 こんな風に、いまだについ「お、似てるかな」と連想をするくらい。
 
右は沢田聖子「青春エピローグ」。うーむ。青春。うーむ。エピローグ。青春から遠く離れて。
 この動画にあててある沢田聖子さんの写真はまるで子供みたいだが、私がこの歌を聴いていた頃はそれよりもっと子供だったのだから。

レコード屋に行く ## (シンガポール, THAT CD SHOP Kim-Seng 店 #2) [音楽]

一昨日行った「THAT CD CHOP」に閉店間際に再び行く。すでに何人かのシンガポール出身の歌手は調べ、日本の大手通販サイトでも扱っている歌手もいくらか覚えた。気軽に一般のCDショップとしての訪問。ちなみに、ビートルズのリマスター盤も他のCDと同じく「3枚SD49」(正確な額はうろ覚え)のようなラベルが付いている。

1. Uncle Ray 101 Hong Kong (6CD Compilation, SD 31.9)
 http://www.yesasia.com/global/uncle-ray-101-6cd/1022679710-0-0-0-ja/info.html
 "Uncle Ray" という、ギネスブック認定の最長キャリアを誇り、M.B.E.勲章も授与されたDJ(ジャケットより)によるコンピレーションアルバム。ところどころ彼のナレーションを挟み、1960年代~1970年代、英米ポップスを現地のアーティストがカバーしたポップスを集めた6枚組CD。Uncle Ray自身の歌唱も2トラック(一つは Medley: Proud Mary/Smoke Gets In Your Eyes)。全曲の歌詞も掲載された小冊子もつく。
 香港という土地故か基本的に英語の歌をオリジナル歌詞でカバーしている。一部の歌詞では中国語歌詞の部分が入るが中国語だけというものはない。
 なんと日本の歌も一曲だけ含まれている。Albert Au(区瑞強)による「Kaze」(はしだのりひことシューベルツの「風」)。これも日本語オリジナル詞で歌われる。日本語としてもとてもうまいのだけれども、「だだひどり」「ふるさど」「だだ風が吹いでいるだけ」など、「t」「ch」が例外なく濁音化しているのが不思議。「t」の音がなく「d」の音だけの言語が母語の人なのか。
 「Can't Take My Eyes Off Of You 君の瞳に恋してる」「Leaves That Are Green 木の葉は緑」「Time of The Season 二人のシーズン」「Both Sides Now 青春の光と影」「A-Soalin'」などロック・SSW世代の有名曲もちらほら。そういえば「木の葉は緑」はサイモンとガーファンクルの曲なのだが(ちなみに声の雰囲気がポールサイモンっぽい)、これや、ブレッドの「If」をはじめ数曲の作者が「Unknown」になっているのは、スタッフがここで力尽きたのか。ちなみに「Be My Baby」はエコーが強い。本家を意識した故か。「Leaves That Are Green」もエコーが霧のよう。
 ロックな曲ばかりに言及したが、「ブンガワン・ソロ」なんてのもあるし、往年の英語ポップスがたっぷり。
 なお、このCDタイトルでインターネット検索してみたところ、「レコスケ君」の本氏も購入したとtwitterでつぶやいていることが分かった。 

2. 滚石30周年精选珍藏集 (7CD Compilation, SD33.90)
 http://www.yesasia.com/global/%E6%BB%BE%E7%9F%B330%E5%91%A8%E5%B9%B4%E7%B2%BE%E9%81%B8%E7%8F%8D%E8%97%8F%E9%9B%86-7cd/1023512893-0-0-0-ja/info.html
 台湾の「滚石(ロックレコード)」レーベル30周年記念コンピレーション盤らしい。とにかく、趙傳(チャオ・チュアン)の国が2曲入っていることを楽しみに購入する。そう、私も、山瀬まみ司会の深夜音楽番組でチャオ・チュアンを知った者の一人なのです。

 時間がかかりそうなので急ぎ足でこの項を終わらせる。

3. 丁噹(ディン・ダン), Fu Good (2CD, SD23.90, 2010)
 若い店員さんにシンガポール出身に関係なく人気のある女性ボーカルを聞いてみたら2番目に出してきたもの。CD屋に来るのが若い人なので必然的に若い歌手になるのであった。(もっとも、最近のとても若い世代はダウンロードするのだろうが)。同世代歌手の作品を見繕う聞き方を考えておこう。
 私には明らかにそぐわない豪華パッケージ。「I Will Always Love You」のカバーが収録されている。宿泊先で開いてみたら小さなポスターのようなものも折り込まれて入っている。オゥ。どうやらDVDつきの3枚組もリリースされているらしい。食らわばそこまで行くのもよかったかもしれない。

会計後に、ディック・リーのCDはあるかと聞いてみた。制作側になっているのだと思っていたが、新作が出たそうだ。旧作もきれいに揃っていた。見送る。

レコード屋に行く ## (シンガポール, THAT CD SHOP Kim-Seng 店 #1) [音楽]

That CD Shop, Kim Seng Promenade Great World City店で手に取る。
1. Olivia Ong, Olivia (SD 19.90)
 http://www.him.com.tw/album_a.asp?aid=82 (発売元によるアルバム紹介)
 http://www.him.com.tw/artist_a.asp?aid=13 (発売元によるアーティスト紹介)
 まずは「ジャケット+カバー曲」選びをしてみようと思い、「Luka」「I Feel the Earth Move」「Here, There and Everywhere」などカバー曲を多く含む、発売元が台湾のレコード会社のアルバムを見てみる。試聴が可能ということで同時期のライブ盤を聴いてみる。残念ながら歌詞は英語歌詞。
 滞在先に戻って調べてみると、シンガポール出身で日本での活動も長かった人らしい。そうだったのか。(私は2000年以降にデビューした人は殆ど知らないのだ)。このアルバムは台湾での制作作品のようだ。冒頭の「You and Me」は彼女の作詞、ディック・リーの作曲だそう。オゥ。ちょうどよかったよ。


2. (Bevlyn Khoo), Bistro Affairs (SD 18.90)
 http://www.bevlynkhoo.com/new/index.htm
 http://www.bevlynkhoo.com/
 また、店員のお姉さんにシンガポール在住の女性歌手のCDを教えてもらう。Bevlynという歌手の「You Are My Angel」という中国語歌唱と英語歌唱の2枚組CDを教えてもらう。しかしなんと日本語の帯が付いている。どうやら日本制作版らしい。オゥ。同じアーティストの他のアルバムはないかと聞くと、このアルバムを紹介してくれる。「Happy Together」「These Boots Are Made for Walkin'」「イパネマの娘」のカバーが収録されている。しかしよく見ると、フランス語でのカバーアルバムだった。どこにもアーティスト名がなかったが、Bevlynさんのアルバムだとのこと。これも「Mastering done in Japan」とある。(ネットで調べてみたところOlivia Ong も彼女も日本の同じ会社と契約しているアーティストだったようだ)。発売元からのYoutubeへの投稿: Happy Together ( http://www.youtube.com/watch?v=Ti94u2wvUnY )。

商品をいれたバッグによると、この「THAT CD SHOP」という名前の(「いつもんとこ」という名前の飲み屋みたいですね)CDショップは数店あるよう。MRT「City Hall」駅地下でも見かけた。どちらの店でも棚にアルファベットのタグが無かった。これは探すのが大変だと思ったが、タグがないだけで文字順に並んでいた。
 Kim Seng Promnade店はイオンのようなモールの中にあり 22時まで開いていた。通常の試聴マシン以外にも、7台ほど一般のCDプレイヤー(ちなみに marantz製だった)が並んでいるコーナーがある。なんと試聴したいCDを試聴できるのであった。棚のCDをよく見るとビニールで包まれた工場出荷状態のものと、一度開封したものを透明ビニールで包んでいるものとがある。店員さんに「試聴できるのはpackが開けられたものだけですよね。こういう、まだpackされたままのものはどうですか」と聴くと、「packされていたら、開けてあげます」と不思議そうな様子でお答えになる。本当?私の聞き間違いかもしれない。もし本当でも心苦しく感じそうである。
OLIVIA-BEVLYN.JPG THATCDSHOP.JPG

日々なるURLメモ 20101210 [音楽]

You「二回目のキス」/ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド「僕は待ち人」

そうだ。佐野元春「十代の潜水生活」もその仲間に入れてしまおう。

矢野顕子「David」/恩田レイコ「大仏」=「大仏、あなたたちの頭はでかい」


Paul Simon, "Turkey concept" in Saturday Night Live (Still Crazy After All These Years) photos: http://www.morethings.com/music/paul_simon/paul_simon-1976-snl-turkey.html

シンガポール、リンドバーグ [音楽]

火曜、山川直人「澄江堂主人(前)」他旭屋書店登美ヶ丘イオン店で手に取る。
金曜、ラトゥーシュ「経済成長なき社会発展は可能か?」他アカデミアけいはんな店で、バッドフィンガー「Ass」他アマゾンから。「Ass」。あらためてなんというアートワークかと。

シンガポールのことを調べていた。そういえばひとつの手がかりにとディック・リーの音楽を聴いてみようと思ったのだが、日本盤は廃盤状態のよう。Youtubeにアクセスしてみる。状況が分かると面白そうなパフォーマンスがある。冒頭に日本語が出てきたのには驚いたが文脈が把握できていない。

(追記) 「シンガポールを知るための62章」などを読んでいて、ようやく少しわかった。「Because you see his father, you know who, not Lee Kuan-"Me", but Lee Kuan-"..."」ということか。(P.M. Lee, シンガポール初代首相)。

リンドバーグ「君のいちばんに」/ザ・モンキーズ「恋の最終列車」/ドン・マクリーン「アメリカン・パイ」/追記としてのバディ・ホリー「ザットル・ビー・ザ・デイ」


「耳を塞いでも叫び続けるもの」 [音楽]

食べ合わせというものがあるが、歌の聞き合わせのよしあしも確かにある。前にも書いたような書かなかったような気もするが、佐野元春「折れた翼」(僕の過ち/僕のエゴ/許してくれるかい)の後に谷山浩子「船」(きこえない なんにも/ゆるしてくれ なんて)が流れてくると何となく困る。(是非全曲を聴いてほしい)。

ムンクの「叫び」を見ながら鬼束ちひろ「We Can Go」を聴くのもよくない。「耳を塞いでも叫び続けるから」。ムンクの主人公を襲う呪詛のようである。

・ムンクの「叫び」(wikipedia)
「We can go」goo歌詞, Youtube.

シニカルでない穏やかさ具合がとてもいい。2001年3月の「インソムニア」アルバム、リリースからもうすぐ10年。川本真琴「Gobbledygook」リリースと同じ頃、年度の変わり目だった。

渡辺美里「10 years」(youtube), 戸川純「隣の印度人」(youtube)

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